無農薬野菜 栽培

自家製採種

農作物は種苗に左右される。堆肥を十分に入れ、虫のバランスを考え、その他あらゆる方法を実践しても、思うように野菜が生育しないときは、種苗(品種)の良し悪しを考えてみることだ。特に1年に一毛作しかできないピーマンやトマトなどは、自分の畑に定着させるまでには、辛抱強く試作することが必要になる。

トマトは有機農業では非常につくりにくいが、盛夏には欠かせないもの。しかし、すべて一代交種化され、温室やビニル栽培のための品種が主となり露地栽培に適した品種は希少になってしまった。したがって、自家採取でいない種が増え、自分の種を持っている農民はほとんどみられなくなってしまった。ホームセンターなどで売っている種には次のような問題がある。

  1. タネは採取した段階で消毒してある。
  2. 撒き土には、化学肥料と消毒が必要になる。
  3. ハウスを利用して栽培する品種が多い。
  4. タネは一代交配が多いので自家採種ができず、種苗店から買う以外に方法はない。
  5. 促成または抑制栽培用のものが多く、適期露地栽培には向かない。

このように、有機農法には合わない条件が並んでいる。近代農法では、時期をずらせて出荷したほうが商品価値が高い。トマトを早く 出荷したほうが商品価値は高い。トマトを早く出荷するには、ハウスを利用する。タネの撒き床も保温して、N.P.Kの肥料も十分に施す。そうすれば病害虫も多く発生し、そこで予防的に農薬を散布することになってしまう。 以上のように、種苗会社で売られているタネは、農薬や化学肥料を必要とし、自家採種もできないので、有機農法には向かない。

自家採種にこだわる

田舎暮らしを実践し、無農薬野菜を造るためには、自家採種の種苗にこだわっていただきたい。自分で採種したタネは、農薬、化学肥料、 ホルモン剤をいっさい必要とせずに育つ。自分で母体選抜を長く続けければ、自分の思うような形になる。自分だけの野菜を造ることは、田舎暮らしで しか出来ないことなのだ

以下は自家採種の手順

ニラのタネを採種

①ニラのタネを採種

ビールびんなど、円筒形のもので叩

②ビールびんなど、円筒形のもので叩く

ふるいでふるってタネと殻を選別する

③ふるいでふるってタネと殻を選別する

扇風機で殻などを飛ばす

④扇風機で殻などを飛ばす

選別したニラのタネ

⑤選別したニラのタネ

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